今回は昇進試験対策のインバスケットについて紹介します。
みなさんはインバスケットってご存知ですか?
インバスケットとは書類の入った箱のことで、
受験者は箱や袋に入っている書類を制限時間内に処理します。
その処理内容や処理時間で能力を判断(他人と比較)されます。
企業によってインバスケット試験のやり方は異なりますが、
例えばインバスケットには20枚程度の書類があり、
・何を優先的に処理するか
・誰が何を処理するか
・計算能力問題
・コミュニケーション能力問題
などが出題されるようです。
今回は一番重要な「優先順位設定」について説明します。
インバスケットに入っている書類は、
重要な書類から、重要でない連絡的な書類まで順不同で入っています。
また、急いで処理する必要のある書類から、急がなくてもよい書類もあります。
一番優先度が高いのは、当然ですが「緊急かつ重要な書類です」。
例えば、
「ユーザーからの製品クレーム(製品から出火したなど)」や、
「工場の近隣住民からのクレーム(コンプライアンス違反)」などです。
これらは、会社の存続に影響するので、最優先事項です。
なお、重要度は与える影響の広さによって考えてください。
(社会全体や人命に影響 → 会社の存続に影響 → 部門の存続に影響)
次に「緊急だけど重要でない書類」と
「重要だけど緊急でない書類」があります。
どちらが優先度が高いでしょうか。
例えば、以下の2つ、どちらを先に処理しますか?
「・今日中に総務から備品の受け取り依頼」
「・来月の経営戦略資料作成」
正解は「来月の経営戦略資料作成」です。
「重要だけど緊急でない書類」の方が優先度が高いです。
なぜなら、インバスケットは
「制限時間があるなかで何を処理するか」を問われています。
普段の業務であれば、緊急のものをさっさと終わらせてから、
重要なものを時間をかけて処理する人も多いかと思います。
しかし、どちらかしか処理できないと考えてください。
ということで、優先順位は以下のように選んでいきます。
① 緊急かつ重要 (クレーム、コンプライアンスなど)
② 重要だけど緊急でない(今後の計画、人事問題、課員育成など)
③ 緊急だけど重要でない(取材対応、荷物受け取りなど)
④ 緊急でも重要でもない(スパムメールなど、無視して良い問題)
今回はここで終わります。
他にもインバスケット試験や論文試験のテクニックがあるので、少しずつ書いていこうと思います。
昇進試験に受かって、給料アップでハッピーになりましょう!
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