革新とは。改善との違い。 昇進試験・昇格試験対策。 業務革新の述べ方。

昇進試験や昇格試験の論文や面接で、
「どのように業務を革新をしていますか?」と問われることがあります。

今回は「革新」について、「改善」との違いなどを述べます。


まず「革新」とは何か。

辞書を引くと「旧来の制度・組織・方法・習慣などを改めて新しくすること。」とあります。(引用元:Yahoo! Japan辞書)

なお「改善」は「悪いところを改めてよくすること。」と書かれています。(引用元:Yahoo! Japan辞書)


すごく似た表現ですが、違いが分かりますか?
革新は「新しくする」です。改善は「悪いところを改めて良くする」です。

つまり、革新は今までやってきた業務のやり方を根本から考え直して新しくする
改善は今までやってきた業務のやり方の基本は変えずに良くする

さて「業務を革新しているか?」と問われたら、どう答えるべきか。
難しく考える必要はありません。シンプルに考えましょう。

まずダメな答え方から述べます。
今の業務のやりかたは、~が悪いから、~に取り組んでいる。
何がダメか分かりますね?
悪いのを改めるのは「改善」です。この答え方では「革新」しているとは言えません。

では良い答え方。
今まで自部門は~を優先して業務をしてきたが、
 ~という環境の変化があるため、
 これからは~も優先して考える~という新いやり方に変えようとしている。

答え方のポイントとしては、従来のやり方を否定しないことです。
従来のやり方も、昔の環境では一番の方法だったはずです。あまり否定的なことを述べると採点者に良く思われないことがあります。できれば、従来のあるべき姿と両立させるように述べましょう。
例えば、「今までは品質を優先してきたが、~という変化の中、自部門はスピードも求められている。そこで、これからは品質を維持しつつ、納期も優先できるように~に取り組んでいる」などと述べましょう。


ところで「革新的な取り組み」についてですが、
世間一般では当然に行われていることでOKです。
業界を一新するような、すごい技術革新を述べることは求められていません。
従来、自部門が取り組んでいなかったのであれば革新です。
ただし、あまりにも一般論を述べても評価は低いので、
ちゃんと自部門のあるべき姿や、自部門を取り巻く環境を交えて論理的に述べてください。

今回はこれで終わります。
革新について理解していただけましたか?

他にも論文対策・面接対策の記事を書いているので、
見ていってください。

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